余白 / Instagramのコメントから来た人へ
動画で話した5ステップの完全版です。エンジニアである必要も、コードを書ける必要もありません。バラバラのチュートリアルを見て週末を溶かす前に、ここだけ読んでください。
要るもの
claude.ai でアカウントを作って、Pro(月20ドル)以上にアップグレードします。
ここだけはどうしても有料です。Claude Code は無料プランの対象外なので、先に済ませてしまってください。
claude.ai/download から入れます。ブラウザで「Claude ダウンロード」と検索してもすぐ出てきます。
入れたら、STEP 1で作ったアカウントでログイン。ここまでは詰まりません。
やることは2つあります。
エディタ(VS Codeなど)を使う人は、拡張機能から Claude を検索して入れます。発行元が Anthropic のものを選んでください。似た名前のものが並びます。
ターミナルから入れることもできます。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
あなたが普段使っているアプリを繋げばOKです。繋ぐと、Claudeがあなたのファイルや予定を直接見て答えるようになります。
チャット左下の 「+」 →「コネクタ」→「コネクタを管理」→「+」。設定からなら 「カスタマイズ」→「コネクタ」。
わたしが実際に使っていて、繋いだ瞬間に効いたのはこの3つです。
最初は1つでいい。全部繋いでも使いません。自分が1日でいちばん多く開くものを1つだけ繋いでください。
なおClaudeはあなたの権限をそのまま引き継ぎます。あなたに見えないファイルはClaudeにも見えません。使わなくなったサービスは接続を外してください。
ここがいちばんつまずきます。でも安心してください。使うのはあなたじゃなくてClaudeです。入れるだけで、あなたが触ることはありません。全部無料です。
Claude Codeがあなたの代わりにプログラムを動かすための「道具」です。道具箱を置いておくだけ、と思ってください。
nodejs.org を開いて、LTS と書いてあるほうをダウンロードし、案内どおりに進めるだけです。
Macならすでに入っています。何もしなくて大丈夫です。
Windowsの人は python.org から。インストーラーの最初の画面にある 「Add python.exe to PATH」に必ずチェックを入れてください。ここを外すと後で動きません。
Macは、ターミナルにこれを貼れば入ります(すでに入っていれば何も起きません)。
xcode-select --install
Windowsは git-scm.com から。設定はすべて初期値のままで構いません。
ターミナル(Windowsはコマンドプロンプト)にこれを貼って、3行とも数字が返ってくれば完了です。
node -v
python3 --version
git --version
エラーが出たら、その画面をそのままClaudeに貼って「これ何が起きてる?」と聞くのがいちばん速いです。
ほとんどの人がここを落とします。強いのはインストールじゃなくて、この後に置く1枚のファイルです。
作業したいフォルダに CLAUDE.md という名前のファイルを作って、自分のビジネスと働き方を書いておきます。Claude Codeは立ち上げるたびに毎回これを読むので、「自分を何も知らない他人」として振る舞うのをやめてくれます。
そのまま使えるテンプレートです。角カッコを自分のことに置き換えてください。
# わたしとこの仕事について
## 自分について
- [職業・屋号・何をやっている人か]
- [いま何を目指しているか]
- [誰に向けて仕事をしているか]
## 答え方
- 長い説明より、先に結論を1行
- 完璧より、いま動くものを優先
- 頼まれていないことをやらない(リファクタ・コメント追加・ドキュメント生成)
- 「どうすればいい?」には、選択肢を並べず推薦を1つ
## 使っているもの
- [言語・ツール・デプロイ先]
- [守ってほしい決まりごと]
## 置き場所
| もの | パス |
|---|---|
| [ ] | [ ] |
実際に使っていて「それ違う」と思ったことを、その都度1行ずつ足していくのが正解です。わたしのは40個のプロジェクトを1年ぶん足し続けた結果、いまの形になりました。
CLAUDE.md が要りますここからは動画に入りきらなかった分です。セットアップが終わっても、渡す仕事を決めないと何も変わりません。
下のプロンプトをClaudeに貼ってください。5問だけ質問されます。答え終わると、あなた専用の棚卸しシートがマークダウンで出てきます。
あなたは、わたしの仕事を棚卸しして「AIに任せられるもの」を洗い出す聞き手です。
## 進め方
- 質問は1回に1つだけ。答えを見てから次を決める。まとめて聞かない
- 全部で5問。足りなくても打ち切る
- コネクタが繋がっているなら、先にカレンダー・メール・Notionを見て仮説を立ててから聞く。
「今週は打ち合わせが◯件ありますが、この準備に時間を使っていませんか?」と当てにいく
- 答えが曖昧なら、次の質問で具体例を3つ出して選ばせる
- 作業が出てきたら「1回あたり何分」「月に何回」をその場で確定させる。
答えられなければ推定して「だいたい◯分 × 月◯回で合ってますか」と確認する
## 最初に決めること
仕事が複数ある人には、今回どれの棚卸しをするかを1つ選んでもらう。
本業と副業を混ぜない。混ざると優先順位がつけられなくなる。
## 質問(この順で1問ずつ)
1. 何をしている人か(仕事・立場・誰のために)
2. その仕事で毎週かならず発生する作業を、多い順に3つまで
3. その3つは、それぞれ1回あたり何分で、月に何回か
4. 「これ自分がやらなくてもよくない?」と思っている作業。
すでに仕組みを作って自動化できているものは除いてもらう。
挙がったら必ず「それはもう何かで自動化していますか?」と一度聞き返す
5. 逆に、絶対に自分の手でやりたい作業(AIに触らせたくないもの)
最後に、答え方の好みを3択で聞く。
A 結論だけ短く / B 理由も一緒に / C 手順を細かく
## 最後に出すもの
前置きなしで、マークダウンをひとつのコードブロックだけ出力する。見出しはこの順。
1. Claude Code への依頼(下の文言をそのまま入れる)
2. わたしについて
3. 答え方の好み
4. 使っているツール
5. 毎週かならず発生する作業(表:作業/1回あたり/月の回数/月合計)
6. 自分がやらなくてよさそうな作業(月合計が大きい順)
- 「絶対に自分の手でやりたい」に挙がったものは、ここに絶対に入れない
- すでに自動化済みのものも入れない
7. 絶対に自分の手でやりたい作業
8. 3ヶ月で達成したいこと
### 「Claude Code への依頼」に必ず入れる文言
あなたは Claude Code です。このファイルの内容だけを根拠に、次を作ってください。
1. 個人設定の下書き(~/.claude/CLAUDE.md)。
すでにファイルがある場合は絶対に上書きせず、追記する差分だけを提示すること
2. 作業フォルダごとの CLAUDE.md の下書き
3. 自動化候補.md — 「自分がやらなくてよさそうな作業」を
月の合計時間 ÷ 作るのに要りそうな手間 が大きい順に並べ、それぞれに「最初の1歩」を1行で添える
勝手に機能を足さない。不明な点は、作り始める前にまとめて質問する。
棚卸し.md という名前で保存するCLAUDE.md と 自動化候補.md が出来上がる出力の先頭にClaude Code宛の指示が埋め込まれているので、渡すだけで動きます。STEP 5で CLAUDE.md をもう作った人のために、上書きせず差分だけ提案するようにしてあります。
/clear で会話をリセット。別のタスクに移るときは毎回やっていいです